工業省は、中小企業(IKM)がより競争力を持ち、持続可能で、地域の文化的価値に根ざしたものとなるよう、その転換を引き続き強化しています。その一つが、ファッション・工芸産業エンパワーメントセンター(BPIFK)とデンパサールのマハサラスワティ大学(UNMAS)が協力して進めるサステナビリティ&カルチャー・ビジネスモデル・キャンバス(SC-BMC)の開発です。
アグス・グミワン・カルタサスミタ工業大臣は、中小企業のビジネスモデルの転換は、持続可能性、イノベーション、地域アイデンティティの強化を国内産業発展の基盤と位置づける新国家工業化戦略(SBIN)を支える戦略的な取り組みだと述べました。
「ファッション・工芸の中小企業には、文化に根ざした持続可能な経済のけん引役となる大きな可能性があります。経済・社会・環境・文化の側面を統合したビジネスモデルによって、中小企業は競争力を高めるだけでなく、インドネシアらしさを備えた持続的な付加価値を生み出せます」と、工業大臣は1月14日(水)、ジャカルタでの声明で述べました。
この協力の具体化として、BPIFKとUNMASデンパサールは覚書(MoU)を締結し、SC-BMCの適用に関する共同研究を行いました。このモデルは従来のビジネスモデル・キャンバス(BMC)を発展させたもので、持続可能性の原則と文化の価値をビジネスモデルの設計に組み込んでいます。
「こうしてSC-BMCは、収益性だけでなく、人、環境、地域の価値の保全に対する好影響にも応えるものとなっています」と、中小・各種産業(IKMA)総局のレニ・ヤニタ総局長は述べました。
レニ総局長によると、地域文化に基づくSC-BMCのパイロットテストが、バリの15の中小企業で実際の事業環境のもとで行われました。その結果、このモデルは中小企業が事業の可能性と課題をより総合的に理解するのに役立ち、経済・社会・環境・文化のバランスの取れた事業慣行を促すことが示されました。
「そのため、政府、大学、事業者の協力が国内産業の転換を加速させる鍵となります」と説明しました。人材、応用研究、適切な政策の支えがあれば、ファッション・工芸の中小企業はステップアップし、国内外の市場に進出できると考えられています。
さらに研究では、SC-BMCが経済・社会・文化・環境の側面を一体的に統合できることが示されました。このモデルは事業計画のツールとして機能するだけでなく、中小企業を競争力があり持続可能で、社会的・文化的な正当性を持つ事業へと転換させるアプローチにもなります。
開発されたビジネスモデルは、経済・社会・環境・文化の各次元を組み合わせた15の統合ブロックで構成されています。BPIFKとUNMASデンパサールによるこの共同研究の成果は、SBINの成功を支える要因の一つであり、中小企業が事業開発のツールとして広く活用することが期待されています。
「この研究成果は、ファッション・工芸の中小企業を強化する政策を立案するうえで重要な根拠となります。SC-BMCのビジネスモデルは、持続可能性と文化が収益性と両立しうることを証明しています。これは、グリーンで国際競争力のある中小企業を強化するための重要な基盤です」とレニ総局長は付け加えました。
市場面では、SC-BMCはコンシャス・コンシューマー(意識の高い消費者)、持続可能性、デジタル化、地域文化に根ざした製品の復興といった国内外のトレンドに効果的に応えるものと評価されています。文化的アイデンティティに基づく差別化は、大量生産品にはまねしにくい付加価値をもたらし、特にプレミアム市場、文化観光、価値重視の輸出に適しています。
社会・文化面でも、地域の人材のエンパワーメント、伝統的知識の保全、コミュニティの価値の強化を通じて大きな効果が見られました。環境面では、循環性の原則の適用、エコ素材の使用、リユースの実践、省エネルギーによって、製品価値を損なうことなく資源の使用と排出を抑えられることが示されています。
「大学との協力は産業転換を進める鍵です。この協力は覚書の締結で終わるものではなく、インドネシアのファッション・工芸の中小企業に伴走支援、イノベーション、実践的なビジネスモデルを提供するという共通の約束です」と、BPIFKのディッキー・スリスティア所長は述べました。
今後、BPIFKとUNMASデンパサールの協力により、持続可能で地域文化に根ざし、中小企業を包摂するビジネスアプローチを通じて、国内外のファッション・工芸市場におけるインドネシアの地位が強化されることが期待されています。
出典:インドネシア共和国工業省プレスリリース
